私の場合ですが、教材は、赤本と呼ばれる6年分の過去問が収録されている問題集をメインにやります。
ビル管理士試験模範解答集 建築物環境衛生管理技術者 平成24年版 (単行本・ムック) / 日本教育訓練センター/編著
「設備と管理」のオーム社が出している10年分の問題集もありますが、解説が赤本の方が詳しかったため6年分ではありましたが、これにしました。
私は、ビルメン業界に長くいたため実務的なことは、一度問題を解けば覚えることができましたので少し有利だったかもしれません。
ただ、7分野からの出題ですので清掃関係、害虫防除関係は、苦手だったため苦戦しました。
勉強方法ですが、参考書的な問題集よりも過去問がやはり良いと思います。
試験問題の大部分は、過去問でした。
赤本を3回以上真剣にやれば、過去問で85%以上は、取れると思います。
個人差がありますのでなんとも言えませんが、実際の試験では、全く同じ問題はでませんでしたが、ほとんどの問題は、見たことがある問題でした。
問題は、5択ですが、その枝が、入れ替わり初めてみる問題のように思えてしまうのです。
5個の枝のうち1つに新しい問題が含まれていたら迷ってしまいますが、過去問を完璧にしていたら、自信を持って大丈夫です。
設備と管理の7月号から受験直前まで連続で模擬試験を掲載してくれてますのでそれを休日に試験方式でやっていました。本番の時間は、3時間で90問ですので、かなり余裕があります。
ときどき、定期的に実戦さながら試験方式で一気に90問づつやってみるのが効果的です。時間は、2時間で大丈夫でしょう。
180問テストは、1日でやる気が起きないでしょう。
私には、設備と管理という本が近くにありましたのでその中の直前対策問題(90問づつ)を模擬試験代わりにできましたが、無い人は、10年分の問題集で何年かを模擬試験用にするのも良いかもしれません。
先 ほど赤本を3回以上やると申しましたが、私の場合ほとんど通勤電車の中でやっていました。急行や快速などの通勤電車は、ダダ込みしていて座れることは、至 難の業ですが、少し早めに家を出て、あえて普通電車に乗るとたいていは、座れましたので、落ち着いてできました。通勤に40分ぐらいかかっていましたの で、往復で馬鹿に出来ないぐらい進みました。
実は、電車学習が一番効果的だったと思います。家では、家族がいるため落ち着いた時間がとれません。直前の1週間くらいは、家族も協力してくれましたが、数ヶ月前からは、無理でしょう。自分の部屋にこもれる人は別ですけど。
そのやり方ですが、私の場合解答解説のページ2ページ分(見開き)を1グループとしてやっていました。問題にして6~8問程度です。
それだけやれば解説をしっかり理解して問題にマークを付ける。この繰り返しで180問中何問解けたか、足切りは、大丈夫かを解答用紙につけていきます。
1回目は、散々な結果でしたが、繰り返すうちにどんどん解けるようになっていきます。
注意する点は、解説ページが見開きページだけで収まらず、次のページにまたがっていたら次のグループの第1問の答えが、見えてしまう場合がありますので、2問ぐらい多めにやっていました。もちろん多めにやった部分は、次の解説をやる時まで答えは、見ません。
解答用紙も自作していました。電車の中がメインですから折りたたんで小さくしても欄がぴったりになるように調整し、解説ページの見開き分に線を引きそのラインを2問超えた問題までやり、答え合わせは、そのラインの問題までとなるようにやっていきました。
180問クリアするのに数日かかっていましたが、会社の昼休憩時間や帰ってからも何グループかやっていけば結構すすみます。
解説を見ても意味が解らないときは、インターネットで調べました。ゴキブリ、はえ、薬剤等結構写真入りで載ってたりするので非常に解りやすくなります。この作業は、早い時期にやる方がよいですね。
間際になってからでは、それどころではなくなりますから・・・
1回やった問題で正解したら問題番号の上に○を書き不正解なら●を付けていました。
2回目は、その隣につけていきます。このように●●○な感じです。
一気に90問とかやって答え合わせをするより、6から8問くらいを解いて解説を読み理解するといった方法の方がわたしは良いと思いました。
6年分が終わったら模擬テストをしてみてください。1回終わって50%でも2回目終わったころは、65%くらいになっているはずです。3回めで75~85%、4回やると90%を超えていました。
この試験は、2次試験(実技)が無い一発勝負の暗記モノなので、この180問という大ボリュームさえクリアできれば取得できてしまいます。
今考えてみれば2種電工よりも取得しやすかったかもしれません。
皆さんも臆せずチャレンジしてみてください。